今の会社に縛られず、自分の腕一本で生きていきたい。
そう考えて「清掃業」での独立を視野に入れている方は多いのではないでしょうか。特別な資格がなくても始めやすく、初期費用も比較的抑えられるため、独立開業のファーストステップとして人気があるのは事実です。
しかし、その一方で「独立したけれど仕事が取れない」「価格競争に巻き込まれて、会社員時代より稼げない」という厳しい現実があることも否定できません。不安を感じるのは当然のことですし、むしろその慎重さこそが、長く生き残るためには必要です。
重要なのは、「清掃業」という大きな枠で考えるのではなく、「どの分野の清掃を選ぶか」という戦略です。世の中には、景気に左右されず、常にプロの手を必要としている現場があります。今回は、清掃業での独立を成功させるための「市場の選び方」と、飲食店には欠かせない「ダクト清掃」の可能性についてお話しします。
【目次】
- 清掃業での独立は「ジャンル選び」が9割
- 飲食店を支える「ダクト清掃」が独立に強い理由
- 勢いで独立する前に「現場」で学ぶべきこと
- 株式会社ライズクリーンで「稼げる技術」を盗む
- まとめ：迷っているなら、まずは現場へ
■ 清掃業での独立は「ジャンル選び」が9割
・ 参入障壁が低い＝ライバルだらけの罠
「掃除なら自分にもできそう」「道具さえあれば明日から開業できる」。
この手軽さが清掃業の魅力ですが、同時に最大の落とし穴でもあります。例えば、家庭向けのハウスクリーニングや空室清掃は、参入障壁が非常に低いため、大手企業から個人の副業までライバルがひしめき合っています。
競合が多い市場で仕事を取ろうとすると、どうしても「価格を下げる」しか手なくなります。その結果、休む暇もなく働いているのに利益が残らない、という悪循環に陥ってしまうのです。独立して自由を手に入れるはずが、逆に時間に追われる生活になってしまっては本末転倒です。
・ 「誰でもできる掃除」から脱却する
独立して安定的に稼ぎ続けるためには、「誰でもできる掃除」ではなく、「プロにしか頼めない掃除」を仕事にする必要があります。
お客様が自分では対処できない汚れ、専用の機材や薬剤が必要な場所、危険が伴う高所作業など。こうした「困りごと」のレベルが高い分野ほど、専門業者としての価値が高まり、適正な価格で仕事を受けることができます。
これから独立を目指すのであれば、数ある清掃ジャンルの中でも、より専門性が高く、かつ需要が途切れないニッチな分野に目を向けるべきです。
■ 飲食店を支える「ダクト清掃」が独立に強い理由
・ 法律と防災の観点から「なくならない仕事」
そこで注目したいのが、飲食店の厨房にある「排気ダクト」の清掃です。
焼肉店や中華料理店など、油を多く使う飲食店において、ダクトの油汚れは避けては通れない問題です。もし清掃を怠れば、排気効率が落ちて店内に煙が充満するだけでなく、最悪の場合、蓄積した油に引火して火災を引き起こすリスクがあります。
つまり、ダクト清掃は単なる「美観の維持」ではなく、「防災・安全管理」のために不可欠なメンテナンスなのです。飲食店が営業を続ける限り、定期的な清掃ニーズは必ず発生します。景気が悪くなったとしても、火災のリスクを放置するわけにはいきません。この「消えることのない需要」こそが、ダクト清掃が独立に適している最大の理由です。
・ プロ仕様の機材と技術が必要な「参入障壁」
ダクトの内部は複雑で、一般の方や店舗スタッフが掃除をするのは困難です。専用の洗剤、高圧洗浄機、そしてダクトの構造を理解した上で作業を行う技術力が必要不可欠です。
また、厨房機器の上や天井裏など、狭い場所や高い場所での作業も多く、体力とノウハウが求められます。このように「素人には手が出せない領域」であるからこそ、ライバルが安易に参入しにくく、技術を身につければ長く安定して稼ぐことができるのです。職人としての腕がそのまま信頼と報酬につながる、やりがいのある分野と言えるでしょう。
■ 勢いで独立する前に「現場」で学ぶべきこと
・ 「技術」があっても「信用」は買えない
「掃除のやり方なら動画で見ればわかる」と考える方もいるかもしれません。しかし、独立して事業を継続するために本当に必要なのは、単なる清掃手順の知識だけではなく、現場での「危機管理能力」と顧客からの「信用」です。
特にダクト清掃の現場では、強力なアルカリ洗剤を使用したり、高所での作業を行ったりします。万が一、薬剤の扱いを間違えて設備を傷つけたり、作業中に事故を起こしたりすれば、独立したばかりの個人事業主は一発で信用を失い、賠償問題に発展する恐れすらあります。
ネットの情報だけで見よう見まねで始めるのは、あまりにリスクが高いと言わざるをえません。
・ 組織で働く期間は「修行」ではなく「準備」
だからこそ、私は「まずは専門業者に就職し、給料をもらいながら技術を盗む」というルートを強くおすすめします。
組織に属することで、現場での安全管理、効率的な作業フロー、そして何より「お客様とどう接するか」という営業の基本を、リスクなしで学ぶことができます。
将来独立することを隠す必要はありません。むしろ、「いつか独立したい」という明確な目標がある人のほうが、技術の吸収も早く、現場でも重宝されます。会社という後ろ盾があるうちに失敗や経験を積み重ね、自信を持って「プロ」と名乗れるようになってから独立しても、決して遅くはないはずです。
■ 株式会社ライズクリーンで「稼げる技術」を盗む
・ 未経験から「一国一城の主」を目指す人を応援
大阪府大東市を拠点とする「株式会社ライズクリーン」では、将来的な独立を見据えた方の採用を積極的に行っています。私たちのメイン業務である「厨房ダクト清掃」は、先ほどお伝えした通り、景気に左右されにくい安定した需要がある分野です。
当社には、未経験からスタートしてプロの技術を身につけられる教育体制が整っています。最初は先輩のサポートから始め、道具の使い方や汚れの落とし方、現場ごとの段取りを一つひとつ実践形式で学んでいただきます。
「将来は自分でやりたい」という野心をお持ちなら、ぜひ面接でその想いをぶつけてください。私たちは、その夢を否定するどころか、実現のためのステップとして当社を活用してほしいと考えています。
・ 副業スタートも可能。リスクを抑えた挑戦
「いきなり転職するのは不安」という方には、副業としてのスタートも歓迎しています。現在の仕事を続けながら、夜間の現場に入っていただき、仕事の内容や当社の雰囲気、そして「自分にこの仕事が合っているか」を肌で感じてください。
独立はゴールではありません。独立した後も、協力会社としてパートナーシップを組んだり、互いに仕事を融通し合ったりと、長く良い関係を築ける仲間を私たちは求めています。
「技術」と「経営感覚」、その両方を現場で磨き、確かな自信を持って独立への一歩を踏み出してください。
▼将来を見据えて技術を身につけたい方はこちら
https://www.clean-rise.jp/aboutus
■ まとめ：迷っているなら、まずは現場へ
・ 自分の可能性を試す行動を
独立開業は、人生における大きな決断です。資金のこと、家族のこと、将来のこと。悩みは尽きないと思いますが、頭の中でシミュレーションしているだけでは、何も始まりません。
清掃業、特にダクト清掃の世界は、汗をかいて覚えた技術がそのまま収入に直結する、非常にフェアで夢のある世界です。「自分にもできるだろうか」と不安に思うなら、まずは一度、現場の世界を覗きに来てください。
ライズクリーンは、あなたの「稼ぎたい」「独立したい」というハングリーな精神を歓迎します。一生モノの技術を手に入れ、自分の力で未来を切り拓く準備を、ここから始めませんか。
▼まずは相談や現場見学からでも大歓迎です
